根知谷の日々 -Blog-

30歳の頃

 私が酒造りに携わるようになったのは昭和62年1月からです。あの頃は朝5時から仕事が始まり、午後5時まで。夕食を終えて7時頃には麹室の仕事。日曜日も関係なく正月三が日は休んだかな、という生活でした。  5年ほどした平成3 […]

夏野菜も自社栽培

 2020年春から供用開始の大規模育苗ハウスは、苗つくりの精度向上と労働負担軽減を両立する待望の施設です。しかし、使用期間は4月初旬から5月中旬までと短く、それ以降の活用方法を考えていたところに最新鋭の園芸システムがあり […]

嶋先生のこと

 去る10月19日、嶋悌司先生をしのぶ会がありました。コロナ禍で献花のみでしたが、若い頃お世話になったのでお別れに行きました。  私は新潟清酒学校5期生として3年間勉強しましたが、その時の校長が嶋先生でした。3学年の合同 […]

2020年の酒米事情

 今年の米の出来は平年並みかやや良といったところでしょうか。新聞報道には都道府県別の中間集計が掲載されています。新潟県はやや良で、2016年産以来の豊作予想です。  コロナ禍で需要が減っている日本酒ですが、これからの酒造 […]

海外での思い出

 10年くらい前のことです。要請を受けて海外でプレゼンをする機会がありました。いくつかの酒蔵が招聘され、日本酒のレクチャーと一緒に各社のプレゼンが組まれていました。  私は米作りから酒造りまで根知谷で一貫生産していること […]

なぜ米作りからするのか

 18年前にたった1枚の田んぼから始めて現在83枚の田んぼを耕しています。その時から最終目標は100%自社栽培米での酒造りでした。今は1軒の契約農家を残すのみとなり、ほぼ全量自社栽培による酒造体制を完成させました。  高 […]

収穫が終わり、さあ酒造り

 根知谷での酒造りは、4月初めの種まき苗つくりから始まります。5月連休明けから田植えをして、6月・7月・8月は草刈りや水管理。稲の成長を見守ります。9月に入ると早生品種の五百万石から稲刈りです。9月下旬に越淡麗の収穫が終 […]

ドメーヌ・スタイルの日本酒

 何でわざわざワインの世界の言葉を使うのか。米作りから酒造りまで一貫生産するだけではない意味がそこには含まれます。  「ドメーヌ」、ブドウの栽培から醸造、そしてびん詰めまですべての作業をするワインメーカーのことですが、日 […]

2020年産米の収穫が終わりました。

 ㈴渡辺酒造店の渡辺吉樹です。以前、ホームページでブログを書いていましたが、また始めることにしました。59歳を過ぎて若いころのようなバイタリティーはありませんが、根知谷の四季の移ろいとともに今起こっていることや、感じてい […]

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