根知谷の日々 -Blog-

立春を過ぎて

 2021年は元旦から酒蔵の屋根雪おろしをしていました。この冬は35年ぶりの大雪だそうです。1月中は酒造りと並行して、除雪作業に追われましたが、ようやく峠を越えたところです。

 酒造りも終盤に差し掛かりました。2月19日が甑倒し(こしきたおし)、もろみの仕込みの最終日になります。釜屋の仕事は残すところ2週間ですが、お酒を搾ったり、火入れをしたり、その後の作業は3月末までかかります。

 毎年のことですが、3月後半からは2021年産米の苗つくりが始まります。今は雪に埋もれている育苗ハウスもその頃にはビニールを張って、健苗育成の準備をしています。

 昨年の秋に2020年産米の収穫を終えた時点で、2021年産米の営農計画は策定済みで、種もみの発注から始まり、営農資材の割り出し、発注と実務面でも酒造りと並行して動き出しています。

 「DOMAINE WATANABE」ブランド立ち上げの年、2021年は弊社にとりまして大きな変革のスタートになります。ウィズコロナ、根知谷での農村モデルをよりサステイナブルに、若者が将来の展望を拓けるように全力で取り組みます。2021.02.06YW