根知谷の日々 -Blog-

2020年の酒米事情

 今年の米の出来は平年並みかやや良といったところでしょうか。新聞報道には都道府県別の中間集計が掲載されています。新潟県はやや良で、2016年産以来の豊作予想です。

 コロナ禍で需要が減っている日本酒ですが、これからの酒造期に酒米の需要も減少しています。高齢化と後継者不足の酒米生産農家は、来年以降の営農計画を大きく変えていく必要に迫られています。

 来年酒米を作らないとなると、その次に復活するのはかなり難しくなります。長年栽培してきたノウハウもあっという間に消失するかもしれません。そうなる予感から始めた自社栽培、人材の育成と栽培技術の蓄積は弊社の財産です。2020.10.31