よりコンパクトに
- 2020年12月04日[ブログ]
2003年に自社栽培を始めて以降、一貫して酒造体制はよりコンパクトにすることを志向しました。自社栽培100%を目指すには、酒の生産量も減らしていかないと達成は困難と読みました。米作りと酒造りのバランスは、想像をはるかに超える難しいものです。
社員による一貫生産体制の構築ですから、勤務体系・休日の取り方など、恐らく日本酒業界では誰も経験したことがないと思います。少なくとも私は何も参考にするものがない中で、試行錯誤を繰り返して現在の仕組みを創りました。
スタッフの負担を増やさずに、しかも高品質米を栽培収穫し、さらに醸造するには、18年前の製造数量は多過ぎましたし、酒造期間が長過ぎました。4月から9月まで米作り、10月から3月まで酒造る。この完成形にたどり着く過程で製造規模は約3分の1になりました。2020.12.04YW