根知谷の日々 -Blog-

雑感・にいがた酒の陣2024

 2024年3月9日・10日の2日間、新潟市内の朱鷺メッセを会場に「にいがた酒の陣」が開催され、合計16000人の入場者で盛り上がりました。新潟県酒造組合の主催で78社が出展し、私も2日間フルにブースでお客様対応をして来ました。

 有料チケットのみの入場制限ですので、お客様は最初から飲む気満々、買う気満々で、会場内は活気に満ち溢れていました。弊社ではDOMAINE WATANABE をメインに、VINTAGE 2020,2021,2022、BLENDED を無料試飲で提供し、ドメーヌ・スタイルの日本酒メーカーが存在することをアピールしました。

 お客様の反応は様々で興味深い経験となりましたが、気になったのはやはり土地柄(テロワール)とか、原料米(セパージュ)についての関心が低く、ましてや収穫年(ヴィンテージ)ごとの違いは初めての体験という方が多かったことです。

 日本酒メーカーが製造技術一辺倒の製品づくりをして、その情報ばかりを消費者に投げかけるために、酒造りが酒蔵の中で出来上がっているようなイメージが定着しています。もったいないですね。多様性が重要視される世の中になって、日本酒業界も他社との違いが直感的に伝えられる生産体制があってもいいと思います。

 弊社ブースまでお越し頂きましたお客様に御礼を申し上げます。私どもは広く多くのお客様にアピールするほどの力量はありませんが、「にいがた酒の陣」は直接消費者と接する貴重な機会ですので、今後とも出展しようと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。2024.03.12YW