夏野菜も自社栽培
- 2020年11月06日[ブログ]
2020年春から供用開始の大規模育苗ハウスは、苗つくりの精度向上と労働負担軽減を両立する待望の施設です。しかし、使用期間は4月初旬から5月中旬までと短く、それ以降の活用方法を考えていたところに最新鋭の園芸システムがありました。
「養液土耕栽培」による夏野菜の栽培です。今年は試験栽培として「越の丸ナス」「中玉トマト」「ミニトマト」「キュウリ」を植えました。5月18日から苗の植栽を始めて、5月27日に越の丸ナスを植えてすべてがそろい、6月に入るとキュウリの収穫です。
コンピューター制御でチューブから養液をドリップするシステムは、管理の手間をかなりはぶいてくれます。ハウス園芸ですが、土は完全に殺菌されたものをボックスに入れて鉢植えのような状態で野菜を育てます。
自社栽培の体制整備の中で、米だけでなく野菜も一部ですが自給し出荷できるのはとても意味のある取り組みです。若い農業後継者たちが負担を感じる部分を改善しながら、持続可能な農村農業生産活動に仕上げて行きたいものです。2020.11.06YW