根知谷の日々 -Blog-

2020年産米の収穫が終わりました。

 ㈴渡辺酒造店の渡辺吉樹です。以前、ホームページでブログを書いていましたが、また始めることにしました。59歳を過ぎて若いころのようなバイタリティーはありませんが、根知谷の四季の移ろいとともに今起こっていることや、感じていることをお伝えします。

 今年は9月2日から稲刈りが始まり、23日に無事終了しました。2003年(平成15年)から自社栽培に取り組んで18年目の米作りでした。早生品種の五百万石から始まり、コシヒカリ、越淡麗の順番で刈り取りました。秋の仕事は天気予報を頻繁に見ながら、晴天をねらって時間との競争です。雨が降れば稲が濡れてしまい、土も軟弱になるので収穫作業が難しくなります。

 昔から秋の仕事は百姓泣かせでしたが、機械化農業の時代になってもそれは変わりません。特に今年は7月の雨、日照不足で稲の草丈が伸び、8月の高温で稲穂が充実したために重くなって、稲が倒伏してしまいました。

 まだ米作りすべての作業が終わったわけではありませんが、収穫量は平年並みで、品質には少しバラつきがあるようです。まずは事故もケガもなく稲刈りが終わることができてホッとしています。スタッフはもちろん、ご協力を頂いた関係者の皆さんに謝意を表したいと思います。ありがとうございました。

 10月になりました。米作りが終わり、酒造りが始まります。ドメーヌ・スタイルの日本酒造り、これから少しづつお話しします。宜しくお願いします。2020.10.01YW