根知谷の日々 -Blog-

特等米の格付け

 2021年9月25日(土)午後1時から、今年第一回目の等級検査がありました。受検するのは「五百万石」と「コシヒカリ」の2品種です。一般社団法人日本穀物検定協会から検査官を迎えて、弊社精米所(国の指定特別検査場)でピリピリと張りつめた雰囲気の中で等級検査が始まりました。

 まずは「五百万石」から。抽出したサンプルを目視で検査します。黒い皿、白い皿、水分計、テストミル、熟練の検査官が精密にサンプルを調べます。長年検査に立ち会っていますが、中立無私の検査というのは生産者からすると、とても冷徹に感じるものです。

 結果は自社栽培の五百万石がすべて特等米の格付けを獲得しました。19年のキャリアのなかでは2014年産で93%特等米の実績がありますが、2021年産はパーフェクトを達成しました。コシヒカリも申し分のない綺麗な米で全量1等米でした。農家でなくてはわからないことですが、非常に困難なことを成し遂げました。

 スタッフ全員の努力によるものです。ありがとうございました。まだ「越淡麗」の稲刈りが残っていますので、気を引き締めて2021年産米の収穫が終わるまで頑張ります。2021.09.27YW